発熱、咳嗽の患者さんで、新型コロナウイルス感染を疑う場合の対応について

小児科には発熱患者さんの受診が少なくありませんので、感染対策を行ったうえで診療を行っております。この新型コロナウイルス感染流行のさなか、国をあげて診療所に対して発熱、咳嗽患者さんでも拒否せず診療するよう協力依頼を受けております。

当院では、発熱外来(診療・検査医療機関の登録)も設けておりますが、子どもの場合発熱があっても新型コロナウイルス感染症である可能性は多くありませんので、感染対策の上、問診票で感染リスクを評価しながら必要に応じて新型コロナウイルス感染診断検査(抗原検査)を行っています。そのため、保険診療上、厚生労働省が認めるトリアージ加算等が診療費として加算される場合があります。また10月から二類感染症患者診療加算も加算される場合があります。今後も医療従事者の感染対策、感染リスクを背負いながらの診療を保障していく意味がありますので、ご理解のほどよろしくお願いします。(医療証をお持ちの子どもさんは、窓口負担上限額以上に支払うことはありませんので、ご安心を)

また、時に検査を希望される方もおられますが、感冒での受診がほとんどであり、ご相談の上、抗原検査を実施します(感染リスクが低いと判断した場合は検査しないこともあります。診療混乱を避けるためですので、ご理解ください。)。家族での発生、集団生活での発生など周囲での発生が見られた場合は、事前に連絡いただけば、隔離室(院外のドーム)に待機の上優先的に検査を実施しております。

ご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。

2021年10月14日